実践・考察

「こどもたちが、自ら見つけ、考え、遊ぶ、余白のある環境」 をテーマに、
こどもたちを取り巻くヒト・モノ・コトの環境について研究、考察します。

ゴールがないからこそ、成長の時間も、つながりもゆるやかに

昨日は春休みの企画として、こども夢基金の助成を受けての工作ワークショップ「ガラクタワンダーランド」を行いました。

地域の子どもたちのいっそうのワクワクのきっかけになればと始まったこの企画は、身近な素材で、

それぞれどんなものを作るのか、素材以外決まったテーマがないからこそ、

一人一人、自分の好きや興味、気分が現れるようです。


年齢は1歳から、16歳まで。作ったものは、

いちごお団子、たまご、動物、お家に公園、戦車、半蔵門線、飛行機、ロケット発射台、なべぶた、武器、などなど。
どれも面白く魅力的でした。


もう一つ今回、嬉しかったことは子どもたちの成長を見させてもらえたこと。


私たちが企画していた子育てサロンに一年半前に来ていた女の子は、その当時は、何をするにもよくお母さんに聞いていました。
それが今では、一人どんどんと作っていくのでした。


一方、やはり企画を通して出会い、今年で三年目になる小学生たち。

最初の頃は「自由なテーマ」に、何を作ろうか戸惑っていました。

 

それが、昨日は、「今日ってテーマは自由だよね?やったー!」と言って、材料集めに走っていきました。


またまた一方、3年前の子育てサロンに参加してくれていた男の子は、この企画の前日、お母さんがメールをくださり、
「明日の設計図を書いてます。」
と写真を送ってくれました。


こんな風に地域で、ほんの少しずつかもしれませんが、
ゆるやかな時間と繋がりの中で、子どもたちの育ちを見させてもらえることは、嬉しく、ありがたいことです。

 

 

ガラクタ2−2

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