研修・講演

「こどもたちが、自ら見つけ、考え、遊ぶ、余白のある環境づくり」をコンセプトに、
こどもと関わる大人たちに向けた研修・講演を実施します。

内容

新放課後子ども総合プラン研修

開催日: 2022年06月23日

主催: 岩手県生涯学習センター、山形県庄内教育事務所社会教育課

岩手県の新放課後子ども総合プランの研修にお呼びいただきました。
今回の会場は花巻、宮沢賢治の地ということで、その話題からスタート。
宮沢賢治の宇宙的余白について。
まくら代わりのつもりがつい熱くなってしまたのですが、そこはさすがゆかりの地。
皆さんニコニコと聞いてくれました。
そして本題
学童の保育士さんはじめ、県内各所の教育委員会、社会教育主事の職員さんたちに向けて、子どもたちの放課後についてお話させてもらいました。
はじめは、子どもたちの育ちの時間の各枠の整理から。
•学校と放課後の違い
•幼児期と学童期の違い
幼児期には学童期とは大きく質の異なる学びの醍醐味がありますし、放課後には放課後ならではの、自己探求の余白の魅力がたっぷりあります。
そうしたことが、つい学校教育を基準にした物差しで一緒くたになりがちだったりします。
そこで、その点の違いを明確にしていくことで、あらためて自分達の役割は何かということを確認してもらいました。
また、研修の冒頭で行われた県の職員さんからの放課後新総合プランの行政的な文言による説明に即して、現場の先生たちが実感しやすい言葉で咀嚼し、良い点と、配慮が必要な点なども整理していきました。
中盤は子どもを取り巻く環境の整理とそれをふまえた対する環境づくりの視点。
また今回は四時間の研修で、造形遊びの実践もということで、遊びも色々紹介させてもらいました。
最後の一時間は、最近の定番となりました、お悩み•質問コーナーをたっぷりと。
•学童保育や地域教育に対する学校現場の理解ついて
•障害のある子の受け入れと本人、周りの子どもたちそれぞれへの配慮とフォローについて
•安全、責任を重視したい所長と体験を重視したい職員の価値観の違いについて
•外国の子どもと周りの子どもたちそれぞれへの支援
などなど、各現場のリアルな相談から即対応できる具体策と長期的な環境改善の方法の二方面からお話しさせてもらいました。
皆さん熱心に聞いてくださり、その姿勢や質問に、僕もまた大きな学びをいただきました。
ご参加いただいた皆さん、運営してくださった岩手県生涯学習センターの皆さん、ありがとうございました。
22:6:25岩手1
22:6:25岩手2

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