実践・考察

「こどもたちが、自ら見つけ、考え、遊ぶ、余白のある環境」 をテーマに、
こどもたちを取り巻くヒト・モノ・コトの環境について研究、考察します。

ものづくりに大人も子どももない

今回は、KOSHIGAYAてしごと市からのリポートです。

このイベントも早いもので三年目。
立ち上げ当初から実行委員としても関わらせていただいています。
「こども」という視点から、地域の企画に関わらせてもらえるのは嬉しいことです。

 

色々なお店で、てしごとをしている大人たちをみて、子どもたちがスポーツ選手や芸能人とはまた違った大人の仕事の魅力に、

ほんのちょっとワクワクしていたらいいなぁと思います。

 

今回、コトリエのブースではカバン作りをしたのですが、実はいつもよりストレートに熱い思いを込めてみました。

 

それは大人のものづくりと子どものものづくりは、実はあんまり変わらないよということ。

 

会場内では、作家さんたちの作ったカバンなども販売されていました。きっとそれを買ってウキウキになられたお客さんもいたでしょう。
一方で、子どもたちも自分の作ったカバンを肩にかけて嬉しそうに会場を歩いていました。

 

この良い意味で、子どものものづくりと大人のものづくりの境界線がなくなる光景。

 

これは、子どもが遊びでやっていることと、大人が仕事でやることは、矛盾していなくて、本質は変わらいないということの現れだと思います。
そんな風に見るとなかなか素敵じゃないですか、この光景。

子どもたちのカバン作りの素材を、布や革でカバンを作ったなら、
その見栄えは確かにダンボールや色紙より良いものになるでしょう。
しかし、大人の素材を使えば、そのぶん大人の指示や指導も増えて、
子どもたちが自分で作れる部分は少なくなります。
そうして、自分で試行錯誤するというものづくりの一番美味しいところが抜けてしまうんです。
それでは本末転倒です。
だからこその、等身大の素材、ダンボールと画用紙なのです。ダンボールと色紙でカバンを作って、その楽しさにドキドキした子は、大人になったら革や布を使って、おんなじようにドキドキしながらカバンを作るように思います。子どもたちがダンボールで夢中になる姿も、
作家が布や革で夢中になる姿も、
今の自分が持てる力をフル活用して、カバン作りに向かうと言う意味では同じなのです。 

その魅力に参加してくれた子どもたちのお母さんやお父さん、通りがかりに見てくれたお客さんが

少しでも気づいてくれたら、感動が伝わっていたら嬉しいです。

 

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