実践・考察

「こどもたちが、自ら見つけ、考え、遊ぶ、余白のある環境」 をテーマに、
こどもたちを取り巻くヒト・モノ・コトの環境について研究、考察します。

「つまらない」という言葉と本音

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遊びや表現活動の中で、

 

「つまらない」
「つまんなそう。」

 

などと子どもが言う場面も、思慮深く見てみたい場面の一つだと思っています。

 

「つまらない」

言葉に威力があるので、

大人も引っ張られそうにもなるかもしれませんが、

そこは少しふんばって、冷静に様子をみてみる。

 

すると、
子ども達が言う
「つまらない」の言葉の裏には、
大人の使い方以上に、いくつもの理由があるように思えます。

 

****

 

もちろん、まず一つ目としてあるのは、
そもそも自分の趣味に合わないから「つまらない」
という意味で使う時。

 

これは、本人の趣味ではないということですから、それ以上強制されるものでもないし、人それぞれということで、いいのでしょう。

 

ただ、注意深く関わりたいのは、
「つまらない」と言った理由がそれ以外かもしれない時。

 

それ以外というのは、

 

例えば、その遊びや活動の説明・方法などがわからない時

 

例えば、もう少しイメージが具体化されたら「面白そう!」「やってみたい!」と思える種をもっているのだけど、

まだそこまでイメージがわかず、ワクワクしていない時

 

例えば、本当はやってみたいのだけど、周りが気になったり、自分のアイデアやアクションにどこか不安がある時

などなど、

 

きっと子どもの数だけ、本心は色々な理由があるのだけど、
言葉としては

 

「つまらない」

 

となる。

 

だから、近くにいる親や、保育者や、教員が、その言葉を言葉通りにとると、
真意を見逃したり、関わりもズレたりして、その子自身もますます不完全燃焼というサイクルがあったりします。

 

言葉は

「つまらない」

なのだけど、

 

それは時に、
本人の意思や趣味の主張ではなく、遠回しのサインで、

まだまだ本人にとって、面白くなる可能性に溢れている

という可能性にも、アンテナをはっていたいものです。

 

p.s.
少し質は違いますが、
「初心者のうちはつまらない。」
というものもありますよね。
ルールや型を覚えなきゃいけなかったり、感覚に慣れなきゃいけなかったりすると、最初はあんまり面白さを感じられない。

 

それで、本当に自分には合わないということもあるけれど、
感覚さえつかんだら一気に面白くなるものもある。

 

「つまらない」

 

というのは、子ども達が使う場面だけじゃなく、
自分自身にとっても
丁寧に注目したい感覚です。

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