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こども環境デザイン研究所からのお知らせです。

2022.12.01

【研修報告】こどもたちをできる・できないでみない@昭和こども園

昭和女子大学附属昭和こども園さんにて、子どもたちとの造形活動、職員研修をさせてもらいました。
こどもたちとの楽しい時間はもちろん、先生たちとの研修も楽しい時間でした。

研修では日頃の活動での悩みや質問についてお話しさせてもらいました。
「自分の絵を手で隠しながら描く子にはどのようなサポートができるか?」
「個人差が多い時期にどのような点に配慮したらみんなで活動を楽しめるか?」
「テーマの絵が描けない子にはどうしたら?」
などをはじめ多くの質問をいただきました。

一つ一つお話しさせてもらいましたが、多くの悩みに共通にあてはまるポイントとして、そもそも
こどもたちの活動を「できる・できない」で見ない
ということがありました。
子どもたちの活動をできる・できないで見るから、
「どこまでできたらいいのか?」「どう手伝えばいいか?」
といった悩みが生まれます。

でも、実際のこどもたちはそうじゃない。
できる、できないじゃなくて、
①その活動を今の自分はやりたいかやりたくないか
②その方法が今の自分にあうか、あわないか
です。

表現したい欲求も表現を楽しむ感性もすでに子どもたちは持っています。
だから、保育者はその出会いを作るだけ。そして、一人一人のペースを受け入れるだけ。
と、みんな頭ではわかっているのですが、実際そうやってこどもたちに寄り添うとなると、いくかの壁があるんですね。
その壁の第一が、前回のコミュニケーション講座とも通じますが、保育観の共有と保護者の理解です。
ということで、あらやめて園で大切にしたい保育観、教育観を確認してもらいました。
こどもたちのワクワクする姿、先生たちの熱心な姿、どちらも素敵でした。
22:11:24昭和研修
ありがとうございました。

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