岩手県は花巻にて、岩手県放課後子ども総合プランの研修会におよびいただきました。

花巻の地で研修させていただくようになって、今年で早六年になります。
そんな中で、ここ数年、道中の楽しみにしているのが、この地で育った宮沢賢治の作品を読むこと。

宮沢賢治の作品の魅力は、余白だと思っています。
登場人物たちに行動にどんな心情、どんな意味が込められているのか。
その解釈は読者次第。そういう魅力があるなと思っています。

そして、こどもたちの放課後です。
放課後という、学校、家庭、あらゆるものから解き放たれる時間を、言い換えるならば、余白だらけの時間と空間を、こどもたちは、どんな風に自分で、自分の解釈で彩っていくのか。
そうしたこども時代こそが、未来を彩ることにつながっているのだろうなと思っています。

余白であるはずの放課後が、隙間なく埋め尽くされつつある世の中だから。
少しでもできる限りをつくして、余白を取り戻す。
微力ですが、そんなお手伝いの時間になっていれば嬉しいです。
ご参加いただいた皆さん、対面とライブ配信のハイブリッドでご尽力くださった岩手県立生涯学習推進センターの皆さん、ありがとうございました！

講座のイントロ動画