2023.02.14
【研修報告】保育士セミナー@宇都宮大学
栃木県は宇都宮大学にて、お天道様いろは組さん主催の保育士セミナーにおよびいただきました。
集まった講師陣は、田中真介先生、加藤茂美先生、近藤直子先生、そしてつながりあそび・うたの町田浩志さん、そして
当研究所代表の矢生です。
分科会では次のようなテーマでお話しさせていただきました。
【他者評価をとっぱらえ!】
他者評価は、仕事においては重要な観点の一つです。
ですが、他者評価を真摯に受け止めるも、受け流して自分やチームの理念やパフォーマンスを貫くのも、その前提にあるのは「自己」です。
自己満足・自己評価・自己判断・自己肯定
そうした自分軸があるからこそ、他者評価とも良好な距離でいられるのでしょう。
そんなことを考えたとき、あらためて乳幼児期とはどんな時期なのでしょうか?
言うまでもなく、自分軸の一番芯の部分とその土台を作る時期なのだと思います。
他者評価にとらわれることなく存分に自分を発見する時間を過ごしてほしいものです。
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こどもたちの遊びや活動の中でも、殊に造形活動というのは、作品として形に残りやすい分、他者評価にさらされやすいように思います。そして、その他者評価は、そのまま保育者の他者評価になりやすく、そうなると保育者自身も揺らぎらやすい。
だからこそ、ここでどっしりと構えて、その他者評価を脇において、こどもたちのありのままの姿を、育ちを、喜べる物差しが大切なのだと思います。
他者評価にとらわれない視点を造形活動の場面から一緒に深めていきましょう。