茨城県社会福祉協議会「保育士のコミュニケーションスキルアップのオンライン講座」を担当させてもらいました。
参加してくれたのは、保育園や児童デイ、養護施設、行政職員さんなど、幅広い現場から50名の職員さん。茨城県社協さんの講座は一年半振り、またこうして機会をいただけて嬉しい限りです。
 
まず最初は、「そもそもコミュニケーションとは何か」コミュニケーションの方法と、コミュニケーションによって何が起き、何が生まれるのか。そんなポイントをお話しさせてもらいました。
 
その次は、コミュニケーションの段階を整理しました。
コミュニケーションとひとくちにいっても、世間話や雑談から仕事の話まで幅が広いものです。そこで、コミュニケーションの内容をいくつかの段階にわけ、各段階でのポイントをお話しさせてもらいました。
 
その後は、何度かのグループワークを通して、ふだん何気なくしてるコミュニケーションの本質を実感してもらい、さらに、各現場の課題を皆さんからお話ししてもらいました。後半は、参加者さんたちに実践してもらおうと思っていたのですが、皆さんの課題の質が様々なため、急遽予定変更。
各課題の解決にむけた具体的な方法の提案と、僕が普段、先生や保護者の方達にお話する時に意識している構成をお話させてもらいました。伝え方の構成については、皆さんの課題にあてはめて紹介し、さらに皆さんに園で実践してもらう方法なども紹介させてもらいました。
 
終了後の皆さんからの感想は
「明日にすぐに生かせそうなヒントがたくさんありました」
「コミュニケーションが大切なことはわかっているけど、なにをしたらいいかが漠然としていた。それが明確になりました。」
など嬉しい感想をたくさんいただきました。
 
子ども観、保育観、教育観が多様になり、また保護者、保育者によって、その差が大きい昨今。子どもを第一に保育をするには、保護者理解と保育士間の保育観の共有が大きな鍵となります。

この講座が、少しでも皆さんの、そしてなにより子どもたちの益々の充実と安心につながれば嬉しいです。ご参加いただいた皆さん、そしてオンラインでの実施をサポートしてくれた社協の皆さん、ありがとうございました。お互いがんばりましょう！