2021.10.05
【ワークショップ】越谷市立大相模小学校「みんなの家をつくろう!」
越谷市立大相模小学校の総合の授業に呼んでいただきました。
こちらの小学校では毎年近隣の保育園・幼稚園・こども園などと交流を行っているそうなのですが、コロナでできず、代わりにこどもたちが遊べるおもちゃづくりをすることに。
そこで
「5年生は作って楽しい」
「園のこどもたちは遊んで楽しい」
さらに
「園のこどもたちも続きを自分で作れて楽しい」
そんなコンセプトで、小さなお家づくりのワークショップをさせてもらいました。
みなさん終わりの声をかけても「まだやる〜!」と大いに盛り上がり、楽しい時間でした。
あとで先生に聞いた話によると、ふだんの図工は苦手な子も楽しそうな顔が見られたそうで。そういう姿を見せてもらえるのも嬉しいことですね。
家のことを考えはじめると、自然に暮らしに目がいきます。
なので、家だけでなく、想像が広がって畑を作る子がいたり、さらにはエネルギーが必要だと発電所を考える子がいたり、そういうアイデアは高学年ならではといいますか。
おそらく社会科などで得た知識や視点から生まれたアイデアなのでしょう。
そんな風に、こどもたちがナチュラルに教科をまたいで考えている様子をみると、工作のワークショップであると同時に「総合」らしい授業にもなれたのかなと思います。
今回は5年生ということで、ワークショップをしながらも、少し真面目に、ところどころで自分が大切に考えていることを話させてもらいました。
・何歳になっても試行錯誤の繰り返しであること
・多くは失敗から生まれること
・頭だけでなく手を動かしながら考えること
・周りの評価よりも自分が面白いかどうかを大切にすること(周りの評価が無意味ということではなく)
・未来を描くことも、誰かを思うことも、想像からはじまることと想像には優劣がないこと
などなど。
みなさん真剣に聞いてくれるので、ついつい熱くなってしまいましたが、
こどもたちだから伝えたいメッセージというよりも、大人の自分が今なお心がけていることを話しました。
最後は
「小学生の今もきっと楽しいと思いますが、大人も楽しいですよ。お互い楽しみましょう。」
と挨拶をして、授業終了。
楽しい時間を過ごしてもらいながら、一人でも、一つでも何か伝われば嬉しいです。