内容
自己肯定感を育む 保育士の関わり
千葉県保育協議会東葛支部会研修会
開催日: 2017年11月28日
主催: 千葉県保育協議会東葛支会
今回は、千葉県東葛地域の保育士合同研修会にて代表矢生が講師を担当いたしました。
当初100名を想定した研修会だったそうですが、おかげさまでたくさんのご参加いただき、総勢200名。
中には、別の講座やワークショップでご参加くださった先生も来てくださり、
たくさんの嬉しい出会い・再会の場となりました。
最近は子どもの行動がなんでもかんでも「問題行動」と捉えられやすいように感じます。
そして、問題に対する対応策やプログラムを提示されると、解決するような気になるかもしれません。
ですが、私たちは、そもそも「本当に問題なのか?」と疑うことから始めることが大切だと思っています。
一度疑って見て、
「たしかにこれは問題だ」と思うこともあるでしょうし、
「あれ?全然問題ないんじゃない?」と思うこともあるでしょう。
もちろん、その基準は一人一人違うでしょう。
ですが、そうやって、それぞれが、上や周りに言われる通りに、子どもの状況をわかったふりをするのではなく、
自分の実感(自身の子ども時代と、今保育士としての経験)を持って、自分なりの考えや解釈をもつと言うことをやっていけば、
なんでも問題行動とその対応方法といったムードにはならないように思います。
その上で、あらためて子どもの行動を見ていくと、一見、問題に見える子どもの行動は、
視野を広げ見方を変えた時にどう見えてくるか。
さらに、そうして子どもを捉えなおした後に、保育士は何をするのか。
そのためには、現状どんな障害や葛藤が生まれ、それをクリアしていけるか。
といったポイントを、実際の子どもの映像や記録と一緒に紹介させてもらいました。
今日からの保育がますます楽しく、こどもたちが一層のびのびとした時間になれば嬉しいです。
ご参加いただいた皆さん、千葉県保育協議会東葛支会の皆さん、ありがとうございました。