「子ども」に対する先入観を問いつづける
先週は越谷市内の公立保育所、そして増林公民館にて、代表矢生が親子講座を担当させてもらいました。
今年で三年目の付き合いとなる講座担当の保育士さんがいっていました。
「最初、矢生先生が工作だけで一時間やると言われたときは、それで2.3歳の子どもたちは大丈夫なのだろうか?」
と思ったと。
大丈夫か?
というのは、集中がもつのか?
ということだそうです。
では、三年経った今は、どうかというと、
「は〜、今日も楽しかったですね!みんな面白い!私も楽しかった!ありがとうございました!」
というのが第一声。
担当の先生の中でも、子ども像が更新されたようです。
参加してくれた親子のみなさんもあっという間の時間となったようです。
小さな子ども達は、まだまだ先入観で見られることが多いように思います。
そして先入観によってつくられた環境は時々、「配慮」という勘違いのもと、子どもたちが本当はもっている集中力とか、想像力とか、逆にさまたげになってしまうこともあるように思います。
保育士や先生の子どもに対する一つ一つの誘いや言葉がけ、そもそも一日の流れの組み立て、それらは子どもに対する配慮なのか、それともこちらが勝手に子どもの力や成長の天井を決めてしまうことなのか。
私たち自身も問いつづけながら、
豊富な経験は知恵にもなるけれど、時には勝手な決めつけにもなりかねないことを肝に銘じて、子どもたちと関わっていきたいと思います。