実践・考察

「こどもたちが、自ら見つけ、考え、遊ぶ、余白のある環境」 をテーマに、
こどもたちを取り巻くヒト・モノ・コトの環境について研究、考察します。

待つことの中見

教育や保育は「待つことが大切」とよく言われます。

言われますが、実際の現場をみるとなかなか待てないという人も少なくありません。

(子育てにおいては日々の生活と直結していますから、どうしたって時間的、精神的に余裕がなくて待てないということもあるだろう思います。特に核家族のワンオペ育児のママは。もちろん、子育てにおいても待つことはとても大切だと思いますし、そうなれるように家庭の余裕のなさが少ない社会になっていけばと思っています。が、今回のポイントは余裕の有無ではありません。)

ではなぜ、待てる人は待てるのか。
それは、目の前のこどもの遊びや行動、言動、様子を様々な視点で捉えることができるからなのだと思います。
目の前の子どもをただ見て、文字通り、待つのではなくて、待っている間にこどもに起きている様々な育ちを捉えている。
だから待っていられる。

「待つ」というのは、こどもへの姿勢ではなく、こどもを捉える視点をどれくらい持っているかということなのでしょう。

こども環境デザイン研究所も、もっともっと、こどもを捉える視点を増やしていけるよう努めていきたいと思います。
余裕を作ることとセットで。

22:5待つこと

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