実践・考察

「こどもたちが、自ら見つけ、考え、遊ぶ、余白のある環境」 をテーマに、
こどもたちを取り巻くヒト・モノ・コトの環境について研究、考察します。

保育現場の行事のお悩みについて

少しではありますが、最近はこども環境デザイン研究所もワークショップや研修の機会が増えてきました。
その中で現場の先生から
「今年は行事が思うようにできないけど、どうしたいいのか?」
という質問をうけることが多いので、ここでも少し考えを書こうと思います。
私たちは、行事があることも魅力的ですが、行事がない毎日というのも大人が考えている以上に魅力的であると考えています。
例えば季節の行事がやれない状況は、行事の準備がない分、子どもたちは自由に遊ぶ時間・外で遊ぶ時間が増えるでしょう。
その外遊びの時間に
木々や草花の色・形の変化
風の温度の変化
土や水に対する手触りの変化
子どもたちを見ていると、そういう変化をしっかりとキャッチしているように思います。つまり、ちゃんと季節を感じている。
それを言葉にするかどうか(その言葉をもっているかどうか)は別として。
そもそも季節を感じるために行事をやるのではなくて、季節を感じるから行事が生まれたのでしょうし。
そんなふうに考えると、行事がやれないことに試行錯誤するのも大人にできることの一つでしょうが、
シンプルな遊び・日常の中に、子どもたちはちゃんと知的好奇心による発見や彩りを自分で見つけ出す力をもっていると信じること。
そして、そういうこどもの姿を現場で共有し、保護者に伝えていくこともできることの一つだろうと思っています。
雨ニモマケズ
風邪ニモマケズ
がんばりましょう!

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