ニュース

こども環境デザイン研究所からのお知らせです。

2019.09.13

【研修報告】鹿児島県沖永良部島 保育士合同研修会

代表の矢生が鹿児島県は沖永良部島の保育士研修会を担当致しました。

テーマは、造形活動におけるこどもたちとの関わりについて。
例えば、いつもやらないあの子とか、真似をしているあの子とか、いつも早く終わっちゃうあの子とか、そういう子どもたちとの関わりやサポートについて、実際の写真や映像をまじえてお話させてもらいました。

みなさん真剣な様子がひしひし伝わってきて、終了後も質問が続き、時間が足りないほどとなリました。

講座では細かな解説をしていますが、つまるところ、一番大切なのは、ただただ子どもたちが安心の中で育つということに尽きるように思います。

一言で安心といっても、その中身は様々です。
衣食住といった生活環境への安心や保育士と子どもやこども同士が基本的な信頼関係を築くというのはなによりですが、それに加えて、例えば、物事の上手下手を比べず、他者との考え方の違いを気にせず、失敗をこわがらない、
などそういった安心の中でこそ、こどもたちは一人一人、自分の興味関心、つまり価値観の土台を存分に育てていけるのでしょう。

そして、そんな風にこどもたちが安心して育っていくには、それ以前に保育士たち自身が安心できるチームでいることではないでしょうか。

保育士が安心することは怠けることではありません。さぼることではありません。
安心があるから、ちょっとしんどい時も踏ん張れるし、成長していけるのでしょう。

だから、まずは保育士同士が、互いに優劣をつけず、比べず、穏やかに笑いあっていきましょうと、終始、温かなムードの研修会となりました。

終了後、
「いや〜、とっても良い研修だったわ!ありがとうございました!!」

と満面の笑みで挨拶に来てくれた来年定年を迎えるというベテラン先生は、今回の研修を企画してくれた代理店さんの恩人なのだそうです。
お二人の間には2、30年の時間が流れていて、その先で、今回こうして一緒に時間を共有させていただける。思いというのはつながっていくものですね。

参加してくれた保育士の皆さん、主催のエトセトラあきたさん、ありがとうございました。鹿児島報告

ニュース一覧